【もう続けられない】私が教師を辞めようと思った理由について話します
子供が好きだけれど、教師を辞めた過去があるこたつです。
今回は私が教師を辞めようと思った出来事について
話していきたいと思います。
学級担任としての子供との関わり
学級に発達障害傾向の子供がいました。
その子は、勉強がよくできてほとんどのテストで100点をとっていました。
しかし、生活面ではトラブルが目立ちました。
例えば、絵を描いている途中で友達に話しかけられた時に
友達を殴ってしまうなどの行為がありました。
もちろん、人を殴るのはいけないことなので私は叱りました。
しかし、私は普段からたびたびトラブルのあるその子に鬼のような厳しさで接することができませんでした。
「学級経営をする」という大人の事情で、
子供の本来の姿を損なってまでコントロールをすることはできなったのです。
そうして、私が厳しくしなかったことによってか、その子は授業中に教室を歩き回るようになりました。
授業中にみんなの荷物を落として回りました。
壁に貼ってあった絵はその子によってびりびりにはがされました。
担任は私ひとりです。
授業をしなくてはならない私は
ひとりで対応することができなくなって他の先生に助けを求めました。
それは先生の余剰のない学校で、他の先生に負担をかけることにも繋がりました。
しかし、それが本来のその子の姿でした。
その子は家でも親から他の子供と同じようにやれるよう厳しく叱られているようでした。
そして学校では昨年までの担任に厳しくコントロールされて
普通に過ごしていたようです。
つまり、大人に周囲の子供と同じように過ごせるように、無理やり同じ箱に押し込められてストレスが溜まっていたのだと思います。
その子は勉強ができたので、支援学級で1人の教師がその子について落ち着いた環境で過ごせるようにしてあげた方がよかったのではないかと私は思いました。
しかし、その子の親はどうしても通常学級で過ごさせたいという意向でした。
実際に、発達障害があったとしたら、それは子供自身の責任ではありません。
周りの大人がその子供に合った環境を作ってあげなくてはならないのです。
それなのに、大人が子供に無理強いばかりしていたのです。
日本の教育の現実を見た
これが学校の現実か、と私はショックを受けました。
私は大人という自分の立場ではなく、子供の立場に立って考えたのです。
しかし、学校ではそれは許されないようでした。
いかなる状況においても学級を上手く回し、
保護者と上手くやれる担任が優れた教師なのです。
教師は私にできる仕事ではないと結論づけるしかなかった
大概の教師が私のように深くその状況について考えていないでしょう。
私のようにいちいち立ち止まって深く考えていては仕事が増える一方で、残業がまた増えていつまでたっても仕事が終わりません。
その時わたしには教師という仕事ではなく、
他にできることが何かあるのではないかと思ったのです。
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